クラス別料率制度と保険料の内訳。

自動車保険の保険料は、等級を気にする人が多いでしょうね。
これ以外、クラス別料率制度というのがあるのはご存知ですか？
これは、車の型式ごとに決められているものです。
「車両」「対物」「対人」「傷害」のそれぞれ、１〜９までのクラスが設定されています。



数字が高くなれば保険料も高くなり、１つクラスが変われば、保険料は２割程度変わります。
一般的に、統計的に事故発生率の高い車種ほど高いクラスが設定されています。
また高級車ほど高いクラスとなります。

自動車保険の保険料の内訳は、大きく、保険金支払いの原資に当てられる「純保険料率」と、
それ以外の「付加保険料率」の二つに分かれます。
さらに、付加保険料率は、保険を販売する代理店に支払う「代理店手数料」、
保険会社の経費に当てられる「社費率」、保険会社の「利潤」に分けられます。



かつては、保険料の内訳の比率は、保険会社の間ではほとんど差がありませんでした。
しかし、保険市場の自由化、外資系の参入に伴い、保険料も、
保険会社ごとに差が生じるようになっています。

このため、自動車保険を選ぶ際は、自分で一番大きいリスク要因を把握し、
それに合った率を設定している保険会社を選択する必要があるのです。